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この人、何歳?

私は毎日、目の周りの美容診療を中心に行っています。

10代から80代の方まで、幅広い年代の様々な女性たちの顔を見ています。

そうした経験上、人の目元を見れば、すぐに年齢を言い当てることができます。

皮膚のたるみ、くすみなど、加齢に伴う変化が目元に現れていて、そのため、上手にメイクをしていたとしても、年齢は一目瞭然なのです。

専門家の私が分かるのは当然として、皆さんも無意識に相手の目の周りを見ながら、

「この人はこのくらいの歳かしら…?」

「あら、一見、若く見えるけど、実はもっと年齢が行っているかも」

と、判断しているのではないでしょうか。

※歳だから…とは言え

法令線や口元のマリオネットラインと呼ばれる深いしわ、たるみ、肌の状態など、顔の中で年齢がはっきり現れるところはいろいろあります。

そうした中で目の周りは、人と人とがコミニケーションをする上でも、特に視線がいってしまうところですよね。それだけに、「歳だから仕方ない」と思いつつも、女性としては、とても気になってしまいます。

※目元がふけると…

※昔はこんなじゃなかった

「10代、20代の頃はあんなに目がパッチリしていて、表情もはつらつとしていたのに」

…若い頃の写真と今の自分の顔と見比べてがっかり。

「いつの間にこんな浮気顔になってしまったのかしら」と、しみじみ。

加齢に伴って体のあちこちが変化してくるのは仕方がないとしても、いつまでも若々しくありたいと願う女性にとっては、「老けていく」のは少しでも先に延ばしたいものです。

※輝きを失って

目元には年齢が現れます。

目の周りのシワやたるみ、くすみなど、それそのものが老けた感じに見えるのはもちろんですが、それだけではありません。

上まぶたがたるんで目に覆い被さることにより、目の開きが小さくなったり、あるいは、目が落ち窪んだように見えたり。

また、目の下のくすみやシワが、目が放つ光を妨げたりします。

そうしたことによって、目元全体の印象が暗くなり、顔も明るさや輝きを失ってしまう。

それがいっそ「歳」を感じさせてしまうのです。

※根本はどこよりも早く歳をとる

※目の周りはデリケート

目の周辺は顔の他の部分と比べて皮下脂肪が少なく、皮膚がとても薄くなっています。

その薄さは、顔の他の部分と比べて3分の1から4分の1ほどしかありません。

しかも、皮脂腺が少なくて皮脂もほとんど分泌しないので乾燥しやすい。

とてもデリケートな場所なのです。

したがって、ハリを失いやすく、たるみやシワもできやすいのです。

※ダメージを受けやすい

しかも、目元は顔の中でもとりわけ動きの多い所です。

普段、意識してはいませんが、目の周りがとてもよく動いているのです。

瞬きはもちろんのこと、笑ったり、見開いたり、しかめたり…、表情の変化とともに目の周りの皮膚や筋肉も絶えず動き、負担がかかっています。

皮膚そのものの衰えはもちろんのこと、それに加えて長年の酷使による皮膚へのダメージなど、デリケートの根本は加齢による影響を、顔のどこよりも早く受けているのです。

※衰える目元のメカニズム

※緩む皮膚

薄くて乾燥しやすい目の周りの皮膚は、加齢に伴い、ハリを失い、たるんだり、シワができたりします。もう少し説明しましょう。

目の周りは、眼球守るために脂肪に覆われています。

加齢によって皮膚が薄くなってくると、その脂肪を支えきれなくなって緩んだ上まぶたが、脂肪ごと目に覆い被さるようにタルみます。

そして、たるんだあとの箇所はくぼんで痩せたようになり、黒ずんだ感じになります。

※脂肪の膨らみ

目の下も同様に、皮膚が間延びしたように頼みます。

また、眼球は靭帯によってつるされているのですが、加齢によってこの靭帯が緩んでくると、眼球も加水し、それに伴って、目の下にある脂肪が圧迫され、浮き出るように膨らみます。

そのため下に影ができ、これがいわゆる目の下のクマとなります。

加えて、年齢を重ねるうちに、頬も張りを失い、顔全体がたるんで扁平気味になります。

そうした中、目の周りの飛び出た脂肪やクマがより目立つようになり、老けた印象となるのです。