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血液中のエストロゲン値を測定すれば更年期かどうかがわかる。

吉田ところで、体調が悪いと感じたときに、それが更年期のせいなのかどうかを知る方法はあるんですか。

 

田村婦人科とか女性外来などに行って、血液の中の女性ホルモンの量を調べてもらうことですね。

 

その値が低ければ、まだ閉経はしていなくても、更年期に入っていることになります。

 

私も57歳のときに、はじめて調べました。

 

日常の診療で、エストロゲンの測定はしないんですね。

 

私自身も自分のエストロゲン量を調べるのははじめてでした。

 

閉経して5年たっていて、今思うと当たり前なのですが、10以下の数値だったんです。

 

ショックでしたね。

 

にわかには信じられなかったほど。

 

吉田それって相当低い数値なんですか?田村だって、50代の男性のエストロゲン値が、30いくつあるんですよ。

 

「女なのに、10以下ってどういうこと!」ってもうビックリして。

 

男性より女性ホルモンが少ないんだから、「もうやってらんないわ!」という感じ(笑)。

 

どうしてこうなるかというと、男の人も微量ながら脂肪組織とか副腎とかからエストロゲンが分泌されているんで女性の更年期には、とにかく急激にエストロゲンがヘるので、もともと微量だった男性よりも少なくなってしまう。

 

今、うちにいらっしゃる患者さんたちのエストロゲン値を測るでしょう。

 

そうすると、みなさんやはりショックを受けます。

 

でも、「あなたの症状は、まぎれもなく更年期からきているんです」ということを認識し、治療に参加していただくためには、この数字を認めてもらわなければならない。

 

シビアですよ。

 

吉田私も測ってみたほうがいいのかな……。

 

更年期の代表的な症状というのはほとんどないんですけど、肩こりがひどいんです。

 

これは仕事にも差し支えるので。

 

マッサージに通ったりしているんですが、そのときは少しラクになっても、またすぐにつらくなってしまって。

 

田村オーバーワークのせいならしかたがないけれど、更年期のせいなら、それなりの治療方法がありますから、一度測定をしてみるといいですね。

 

エストロゲンを測るにはコツがあります。

 

月経がちゃんとあるときには、ひと月の中でも波があるんです。

 

いちばん多く出るのは排卵期。

 

月経の前後は下がるので、そこらへんで測ると低い数値が出ます。

 

ですから、月経と月経の中間ぐらいで測ってみるといいですね。

 

あまり自信喪失しないかも。